はじめまして

カウンセラーの白鳥裕子(しらとりひろこ)です。
どうぞよろしくお願いいたします。

わたしのことを綴りました、わたしの事をを知るきっかえになれば幸いです。

 わたしは逆子で産まれ、その影響で、先天性の股関節脱臼と斜頸になりました。当時の医療で、治療を施し一旦良くなったと言われ、親もそれを信じ受けとめたようでした。

ただ私自身が歳を重ねるごとに不調を感じ始め、自分でも訳が分からない不調についてたくさん悩み、生き方を模索することになりました。そこからが心理学までへの学びの始まりだったように感じます。

自分の成長と同時に感じる、身体の違和感や不可解な点。多くの人が健康で当たり前のように出来ることが出来ない自分に,、何故出来ないのか『分かりたくて分かりたくて』自分の助けになるものを様々探しました。

仏教書を読んだり、食事療法をしたり、現代人の哲学書だったり、自己啓発本、スピリチュアルなどなど、そして心理学を手に取りました。

みんなと同じになりたいと強く思っていた

自分に違和感を感じ始めたのは小学校入学して間もなく、学校全体の週毎の講堂での校長先生の朝礼です。立ったままお話を聞く中、立ち眩みや気分が悪くなり立ち続けることが苦しくなります。その度ごとに先生に支えられて講堂の後ろの壁際に座り、校長先生の話を聞き続けている”みんな”の背中をみながら「何で”みんな”と同じように立っていられないのだろう」と出来ない恥ずかしや、その訳の分からない自分にもやもやしていました。

そんな自分を抱えながら、年齢を重ね社会環境が広がっていく中、より強く”みんな”の当たり前が同じように出来ないことに疑問を感じる日々でした。通勤電車でも立ち続けられなくて途中下車したり、そのまま座りこんだり通勤にも困難を感じていました。自分の身体に疑問が増す中で、当時の現代医学で様々検査を試みますが「血圧が低いね」「特に異常はみられないけど」「貧血気味かな」とどこに行っても通り一遍の答えしかなく、自分はこんなに不調を抱えているのに、両親にも誰にも分かってもらえない苦しみにもがいていました。それと同時に良くなりたい一心で、鍼灸やカイロ、整体、手技療法、レインドロップ、リンパマッサージ、良い方法かもと探しては試してもいました。

そうして様々治療を施す中、20代の頃「背中がバンバンに張っているね。40代50代くらいの状態だよ。」と症状を伝えられ、その時は状態をやっと受け止めてもらえた安堵感や自分の感じ方は間違ってなかったんだとほっとした気持ちがありました。

でも原因が分からず不調は続き、ごく普通に当たり前に日常を送れる人を羨みながら『みんなと同じになりたい』を強く思っていました。それを求めるが故、日々自分に無理を強い、日々くたびれていたんだと思います。みんなと同じでない自分が嫌で「大丈夫?」と心配される自分も嫌で、みんなと歩幅を合わせるために必死に生きてきたように思います。

NLP(実践応用心理学)との出会い

必死にもがいて、苦しくて、でも楽になりたくて、治らないこの不調を抱えてどう生きようと、無意識にアンテナを張り、自分を知りたい、分かりたいを続けていました。
そんな中で出会ったのが、NLP(実践応用心理学)でした。

まず書籍を読み、体験会に参加し、その面白さにワクワクし、身体も心癖を変化させたら良くなるかもとその変化に期待しセミナーに参加し学び始めました。

違和感のある前提

そして、そのセミナーテキストが配布された時、私の気持ちに”何これ?”と疑問、反発を感じられる文面があったのです。

それは、NLPの基本前提の文面です。前提は「何か迷ったとき、行き詰まりを感じたときに前提を振り返るもの」と伝えられた記憶があるものです。前提は63個あると言われていますが、日本のNLPを提供している機関では10前後に集約しているものです。

その私の気持ちに触れた前提は、その当時に書かれていた以下の内容です。

「人はエクセレントライフを送る為に生まれてきている。

人は必要なリソースをすべてもって生まれている(生まれ持っている)。」

心の中の声が聴こえてきました。
「えぇっ。。。」「すべてもって生まれている???」「わたしは健康というリソースは持ってない。」「なんだこの前提」とこんな具合。
「綺麗ごとだな」とか「分かってないな」とか、もう批判だらけの心の内でした。

そんなことを感じつつも、NLPの面白さ、興味深さ、学んでいく中での気づきは確かにあったので、その心の声がありながらもセミナーを受け続けていました。

なにを”すべて”とするか、その尺度は自分自身の中に

そんな中、あるワークを体験しました
NLPの基本である、V(視覚;visual)、A(聴覚:Auditory)、K(体感覚;Kinesthetic)の、その感覚を体験するワークでした。

3人一組になって、全員椅子に座り、1人が目をつぶり(Aさん)、他の2人(Bさん、Cさん)が目をつぶった人に対して、座っている膝あたりに手を当て、ひとりづつ「これはBです(苗字)」「これはC(苗字)です」と伝えます。その中で、BさんがCさんのふりをしたり、CさんがBさんのふりをしていきます。それをAさんが騙されず、その違いにAさんが気づくかどうかを体験するワークです。

目をつぶるわけですから、日頃使っている視覚情報がひとつ遮断されます。でも見事それぞれが大正解。
そのワークを体験すると、AさんがBさんやCさんから膝にそっと触れる手の温度や位置、Aさんに膝に置こうとする際のBさんCさんの腕を動かす時の僅かな風圧、洋服の擦れる音、声をかける時の言葉の音調、ペースの違いなど微妙な差を察知し、Aさんは誰が手を置いたのか分かるのです。

私はその時「はっ」としました。
それは、一つの感覚を遮断しても(V;目をつぶる)、他の感覚がそれを補うということ。
他のすでに持っているリソース(AとK)が感覚を広げ、Vを”補完”してくれるということ。

だから「人は必要なリソースをすべてもって生まれている(生まれ持っている)。」ということなのだと。それは、すでに持っている感覚(A/K)がいつも以上に鋭敏に繊細に能力を発揮し、Vは補われていくことに気づきました。私は”ない”ものを見ていた、”持ってない”と捉えていた、でも、有るものがそこを補う。それは、必要なリソースをすべて持っていると…。そんな今まで違った捉え方が手に入り、衝撃的とも言えるほど気づきがありました。

『人と比べた100点を基準とするのではなく、自分の中の100点を決めること』

今までは、みんなのように出来ない、足りていない自分に落第点をつけ、自分には得られない健康で元気な人に満点をつけていた自分に気づきました。

そして、それは100点(満点)をどう採点するかは、自分次第の尺度なんだなと気がつけたのです。
何をもって健康するかなのです。その健康の尺度の基準は自分次第なのに、他人の100点を基準に比較して自分に採点していました。でも基準を自分し、有るものに目を向ければ、自分の健康の状態を100点にもできるし、相手も100点にできる。でもその100点の捉え方は、ひとつひとつ、ひとりひとり意味が違うんですよね。

100点の意味づけしているのは他でもない自分。相手基準にして、いつの間にか自分を追い込み、苦しめるのも自分だということが分かったのです。
ずっとこだわり続けていた捉え方が、視点を変えることで、こんなにも体がふわっと軽くなり、視野がぐっと広がり、発する言葉も変わるんだと身を持って感じました。
その気づきによって、自分と身体と向き合い方が変わり、気持ちが楽に生きやすくなりました。

『わたしらしく生きる』その選択も許可も自分次第

それは、相手基準の状態が、私のすでに持っているリソース(能力、機能)に目を向け、自分にしか出来ないことは何かと可能性を探求する、自分の中の100点を決めはじめたからです。

その気づきを経て、より心理学を探求したく、その後社会人大学で心理学を専攻しました。
現在は公認心理師を取得し、カウンセリングを続けてまいりました。関わったカウンセリングの形態は様々で、対面、電話、オンライン、行政施設、福祉施設、EAPなどです。のべ2万人ほどの方のセッションを行って参りました。

併せて、2022年にメトロノームメソッド(脳整体)を取得し、自身自身にも施術し、その身体の変化の手ごたえをはっきりと感じています。脳は身体の不調からもストレスを感じ影響を受け、心とも密接に繋がって脳に影響を与えます。

今、読んでくださっている皆様おひとりおひとり、それぞれ異なる悩みや問題があると思います。
例えば、頭であれもやりたい、これもやろうと思ってた、でも気持ちが動かない。
或いは、そんな頭と身体が不一致で葛藤を起こしていたり、心は焦っても思う通りにならない焦燥感でさらに自分を追い込んでいたりするなど。

そのような状態は本当に苦しいと思います。そして、その苦しさはその形を通して、あなたへ大切なサイン、メッセージです。目に映らない心の状態は、病態のようにレントゲンや検査結果などの映像や数値に出ないので、自己の判断が先送りになりがちです。
だからこそ、形を変えてそのようなサインがあなたへ発せられています。そんな大切なサインを撥ね退けず、そのサインに耳を傾けてほしいと私は思います。

本当に望む”人生の実現”を叶えていこう

人生100年時代と言われ、人生のゴールは少し長くなりました。
そしてあなたは、その少し長くなった時を、これからどう重ねていきたいですか。

あなたの幸せは、あなたが満たされ、多幸感いっぱいであることが最も大切であると、わたしは思います。
でもひょっとして、その幸せが自分だけのものと考えてしまうから、自分を後回しになってしまうのかも、と。

自分だけの幸せだと後回しになってしまうのであれば、こんな視点もあるのではないでしょうか。
あなたの幸せに満ちたエネルギーは、社会に広がり、社会貢献として循環していく…
わたしは心底そう思っています。

幸せな気持ちを日々を送ることにより、心に余裕が生まれるでしょう。
そのエネルギーは波紋のように広がり、そのエネルギーは他の人をも癒していきます。
だから、自分が心地よく幸せで健康でいられることを先延ばしにしてほしくないなと、わたしは思います。

今と、これからの未来への道の歩みが、あなたの歩幅で、楽に楽しく豊かに歩いていけますように。
グレイスフルカウンセリングサロンは『あなたの望む人生の実現』を支えていきます。